読みました。
『プロになるためのWeb技術入門』 (著)小森裕介
色々な所でオススメされており、Amazonでも高評価されていたので以前から興味がありました。
内容としては、Webエンジニアとしては絶対に押さえておきたい知識が、
「読みやすく優しく」
書かれています。この「読みやすく優しく」という点がポイントだと思います。
「Webエンジニアを目指す方」や「Webエンジニア1年生」
に薦められている理由がよくわかります。
では絶対に抑えておきたい知識とは?
次の質問にばっちり答えられる人は多分読まなくても大丈夫です。
早速見てみましょう。
どういう人が読むべきか?
- 「SessionとCookieってどういう仕組みで動いているの?」
- 「HTTPの仕組み(GETとPOSTは何がどう違うのか?)」
- 「Webサーバとアプリケーションサーバって何が何をしているの?」
- 「MVCモデルってどういう思想?」
- 「代表的なWebアプリの攻撃方法とその対策は?」
ざっと5つ上げました。
これらの1つでもうまく説明できないのであれば、当書は読む価値があります。
抜けがちな基礎知識を「Webの成り立ちから体系的に学べる」のが最大のメリットだと思います。
「Webの基本ってこういうことか〜〜〜なるほど〜〜〜」
と読み終わった後なることでしょう。
ちょっと気になった点
気になる点を一つ上げてみます。
「Lesson6を読むにはJava知識があった方がいい。」
当書で紹介していくWebアプリケーションの説明では言語的にはJavaがメインです。
基本的に優しく書かれており、Java未経験でも読み進められます。
軽いHTMLタグの知識さえあればサクサク読んで行けるでしょう。
(言語の細かい説明はほぼないので)
しかし、Lesson6に入ると「Javaのコード」がずらずらとページには並んでおり、言語的な補足もないという構成になってます。
個人的な当書の特徴としては、
「コードを写経しながらガッツリ読み込んでいく」というよりも
「知識を付けるための読み物」
とした構成の印象が残ってます。
だからこそ「言語的な疑問点(Java)がなるべくない状態で読んでいく」方がよりキレイに頭に入ってくるのではと、感じました。
その点を踏まえると、Java完全未経験だと「広く浅く」という印象で留まってしまうかも?
と感じてしまうかもしれません。
まとめ
エンジニア経験1年弱の自分も
「Webの周辺知識のなさ」
に不安を抱えながらも、どう学ぼうか悩んでいた時もありました。
堅苦しくなく気軽に「Web技術入門」として学んでいくのであれば、当書は十分役立つと思います。
おわり
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