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「A5:SQL Mk-2」のバージョン2.16が動かないからWineのバージョンを6.0に上げた話

前提としてMacでWineを使ってA5:SQL Mk-2を起動させてるという前提の話。
(記事は下記)

【Intel Mac】Macで「A5:SQL Mk-2」をWineを使って簡単に使用する方法
以前「A5:SQL Mk-2」をEasyWineを使って動かす方法を紹介しました。 しかしMacOSがCatalinaになり、Wineで32bitアプリを動かす...
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A5:SQL Mk-2のバージョンを上げたらwineが動かない

ある日、A5:SQL Mk-2のバージョンを最新にしようとver2.16.2をダウンロードして起動させてみた。

すると、いつもはすんなり起動出来るはずが何故かエラーを吐く。
こんなエラー画面が出て何度やっても起動できない。

A5:SQL Mk-2のバージョンを2.15に戻してみる

試しにA5:SQL Mk-2のバージョンを2.15を動かしてみると今度は起動できる。

何故か2.16に上げるとwineが起動できないみたい。

Unhandled exception: page fault on read access to 0x04373300 in 64-bit code (0x000000000040ee99).

 

0009:err:wincodecs:PngDecoder_CreateInstance Failed reading PNG because unable to find libpng15.15.dylib
0009:fixme:wtsapi:WTSUnRegisterSessionNotification Stub 0000000000010078
0009:fixme:uxtheme:BufferedPaintUnInit Stub ()
wine: Unhandled page fault on read access to 0000000004373300 at address 000000000040EE99 (thread 0009), starting debugger…

 

特にエラーログを見てもよく分からなかったが、一応気になったのがwineのバージョン。
すでにWine6がリリースされているので少し古い状態だった。

System information:
Wine build: wine-5.0
Platform: x86_64
Version: Windows 7
Host system: Darwin
Host version: 20.6.0

wineのバージョンを上げる

一応brew caskで入れているのでバージョン確認。

$ brew info wine-stable
wine-stable: 5.0

brew upgradeしてみる。

$ brew upgrade
==> Casks with 'auto_updates true' or 'version :latest' will not be upgraded; pass `--greedy` t
==> Upgrading 2 outdated packages:
Error: Cask 'wine-stable' definition is invalid: invalid depends_on key: ':x11'

ところがエラーが出てcaskのupgradeが出来ていない。

Error: Cask ‘wine-stable’ definition is invalid: invalid depends_on key: ‘:x11’

 

brew infoでバージョンを確認してみるとwine-stable: 6.0.1と書いてあるので一見バージョンアップ出来てそうだが、騙されてはいけない。

参照してるフォルダが/wine-stable/5.0となっているので正しくバージョンアップできてない。

$ brew info wine-stable
wine-stable: 6.0.1

wine-stable: 6.0.1
https://wiki.winehq.org/MacOS
/usr/local/Caskroom/wine-stable/5.0 (275.3MB)
~略~

definition is invalid: invalid depends_on key: ‘:x11’ を解決する

以下のコマンドを打ち込む。

$ /usr/bin/find "$(brew --prefix)/Caskroom/"*'/.metadata' -type f -name '*.rb' -print0 | /usr/bin/xargs -0 /usr/bin/perl -i -0pe 's/depends_on x11: \[.*?\]//gsm;s/depends_on x11: .*//g'もとz

元ネタはこれ。
brew cask Update or uninstall error: definition is invalid: invalid ‘depends_on macos’ value: “:lion” / stackoverflow

依存関係のバグ(?)のよう。
とりあえず上記コマンド後にもう一度upgradeする。

$ brew upgrade

$ brew info wine-stable
wine-stable: 6.0.1
https://wiki.winehq.org/MacOS
/usr/local/Caskroom/wine-stable/6.0.1 (125B)

今度はちゃんとupgradeされたみたい。

起動させる

$ wine64 A5M2.exe

やったー!
Wine6.0でA5:SQL Mk-2 ver2.16を動かすことが出来たぞ!

 

とりあえずWineを最新にしたら問題は解決しました。
他の人にも聞いた所、Wineのバージョンを上げなくても起動出来たりしている人もいるので詳しい原因は分かりませんがまぁいいでしょう。

めでたしめでたし。

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