資格試験というものにほぼ興味を示してこずにここまで来ましたが、ようやく基本情報技術者試験を受ける決心をしました。
基本情報技術者試験は2023年4月から大幅リニューアルし、試験内容も変更、CBTでいつでも受験できるようになりました。
そんなこんなで色々目まぐるしい情勢ですがさくっと基本情報を取って応用まで取るぞ!
基本情報技術者試験のイメージ
最近は新卒入社の人も基本情報と応用情報は軒並み持って入社してくる。
つまり基礎の基礎。サクッと取る資格なんだ!
基本情報技術者試験 勉強開始時の感想
基本情報技術者試験のコアとも呼ぶべき2台重要科目で心を完膚なきまでにへし折られる。
基礎理論
計算出来ない。思考停止した。もうだめ。
プログラミングとアルゴリズム
アルゴリズムマジ無理。しんどすぎる。
擬似言語はちょっとオアシス。でも疲れる。しんどすぎる。
基本情報技術者試験 サンプル問題を解く
IPAのサイトにある基本情報技術者試験のサンプル問題を解いてみる。
- 科目A 39/60
- 科目B 11/20
あれ、これヤバくない?落ちるんじゃない?普通に当落線上すぎて流石に焦り始め対策を考えることに。
2023年4月からの新・基本情報技術者試験対策を練り始める
2023年4月から大幅に基本情報技術者試験の内容が変わることを踏まえて対策を練る。
科目A 対策「時間がかかりそうな基礎理論並びに計算問題は全部捨てる気概で行く」
試験範囲は従来と同じ。全60問で1000点満点の600点でOK。6割取れれば良い。
ここで「現役Webエンジニアなら出来て当然」という言葉は無視する。この試験にとにかく受かればいい。
時間がかかりそうな基礎理論並びに計算問題は全部捨てることに。それでも6割であれば残りをちゃんとやれば到達できるはず。
対策結論は「時間がかかりそうな基礎理論並びに計算問題は全部捨てる気概で行く」
科目B 対策 情報セキュリティを絶対落とすな。アルゴリズムは半分集中して取る
ここは大幅な変更あり。「情報セキュリティ(4問)」と「データ構造及びアルゴリズム(16問)」の2つの分野で20問。
ただ、これも1000点満点の600点で合格。6割に引っかかれば受かる。
これまで必須解答とされていた「情報セキュリティ」と「データ構造及びアルゴリズム(擬似言語による出題)」の 2つの分野を中心にした構成に変更されます。
また、個別プログラム言語(C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフト)による出題は、普遍的・本質的なプログラミング的思考力を問う「擬似言語」による出題に統一されます。
https://www.tac-school.co.jp/kouza_joho/joho_fe/fe_henkou.html
ここでのオアシスは「情報セキュリティ」これは現職の経験で確実に点数が取れる。
問題はアルゴリズムだが、これも擬似言語で統一されたため全体見るとで現職の知識が活かせるためやりやすくなった。
ここでも「現役Webエンジニアならアルゴリズムとか出来て当然」という言葉は無視する。とにかく受かればいい。
対策結論は「情報セキュリティを絶対落とすな。アルゴリズムは半分集中して取る」
使用した参考書
数多の参考書に浮気しつつ最後にやり通したのがこれ。「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」
これが一番分かりやすかった。何よりイラストが分かりやすかった。神。
基本情報技術者試験は範囲が膨大なのでページ数が増える。その中でも読み物として飽きさせない工夫があって読み通せた。
というわけで一番初心者に寄り添ってくれた。ぼくは何も情報技術のことを知らなかった。
というわけで2023年5月基本情報技術者試験を受けました
というわけで基本情報技術者試験の結果。
- 科目A 620点
- 科目B 620点
合格ラインの600点を両方ギリギリで超えました!結果発表までは時間がありますが、点数的に合格です!やったあ!
一歩間違えれば落ちてるギリギリの点数です。今回は数多の反省点があったので共有しておきます。
反省点1: 科目Aと科目Bの試験の間は休憩が取れる。取らなくてもいい。でも取ったほうがいい。
CBTでテストセンターで受けられる基本情報技術者試験。科目Aは90分間・科目Bは100分間あります。
そしてこの科目Aと科目Bの間は10分間休憩が取れます。でも取らなくても問題ありません。
科目Aが終わった次の画面で科目Bを開始するボタンをクリックすればいいだけです。
でもこれが失敗しました。さっさと終わらせようとしたいばかりに休憩なしで科目Bに突入したらエネルギー切れを起こして集中力が消滅しました。
皆さんはしっかり休憩を取るといいでしょう。
反省点2: 科目Aの計算問題。捨てるとやっぱり怖い。
科目Aの基礎理論系は捨てると宣言しました。
が、基礎理論系を捨てても他がちゃんと取れるとは限りません。どっからそんな問題出してきた?的な問題もあります。
それに比べて基礎理論・計算系は過去問から引っ張ってきたような問題も出題されるのでやっぱり貴重な得点源です。
捨てると薄氷を踏む思いをするので常人にはおすすめできません。ちゃんと勉強しましょう。
反省点3: 科目B 時間配分ちゃんとしよう
2023年4月からの大幅変更点の目玉「データ構造及びアルゴリズム(16問)」
これ。16問。めちゃくちゃ多いです。
IPAのサンプル問題でも体験出来ますが、時間配分ちゃんとしないと全部解けないで終わる可能性あります。
情報セキュリティ4問を解いた後にデータ構造及びアルゴリズムに取り掛かったのですが、普通に時間足りませんでした。
サンプル問題の構成でしっかり時間配分して取り組む訓練をしておくべきだと思いました。
これから基本情報技術者受ける人へ
科目Aは従来どおり。参考書とか巷の過去問でやる。計算問題も全部捨てるのは危険。出来るパターンを確立しておく。
科目BはIPAのサンプル問題形式がとても参考になるのでやり込む。時間配分もしっかりやる。
疲れる。特に科目B。
基本情報の知識はWebエンジニアに不要か
初めて基本情報技術者の勉強やったけどそんなことはなかった。普通に勉強になる箇所がたくさんあって面白かった。
もちろん実務で滅多に使わない部分もあるが、それを差し引いてもやっておく価値はあった。
まとめ
「新方式に変わって基本情報技術者試験は簡単になった」
「実務でやってる人は有利。科目Bとか1000点は余裕」
令和5年4月度合格者が56.3%という数字を叩き出していてそう言われる理由も分からなくないけど・・・
https://www.ipa.go.jp/shiken/reports/toukei_fe.html
世の中は頭いい人で溢れてるらしい。こわい。
追記。結果発表でも無事合格してました。
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