USBとThunderboltの規格の転送速度、色々ありすぎていつも訳がわからなくなるので並べて比較してみました。
USB1.1 & 2.0 & USB3 & Thunderbolt系の転送速度一覧
USB1.1から2.0で5倍近い差、2.0から3.0だと10倍の差が出ています。
そしてUSB3系以降では様々な規格が乱立しすぎて闇が深くなっているのがわかります。
転送速度(最大) | |
---|---|
USB1.1 | 14MB/s |
USB2.0 | 60MB/s |
USB3.0 | 625MB/s |
USB3.1 Gen1 | 625MB/s |
USB3.2 Gen1×1 | 625MB/s |
USB3.2 Gen2x1 | 1,250MB/s |
USB3.1 Gen2 | 1,250MB/s |
USB3.2 Gen2x2 | 2,500MB/s |
Thunderbolt2 | 2,500MB/s |
Thunderbolt3 | 5,000MB/s |
Thunderbolt4 | 5,000MB/s |
インターフェース
インターフェースに関しては「USB3.2 Gen2x2」「ThunderBolt」でUSB Type-Cで統一されています。
それより前はType-A、Type-B、Micro-B、Type-Cなど色々なインターフェースが乱立していて地獄の様相でした。
今後はType-Cのみになって分かりやすい未来が作られるはずです。
USB3.1 Gen2
USB3系の中で価格と流通量のバランスで主流になってるのが「USB3.1 Gen2」
「Thunderbolt 3」の規格でも「USB3.1 Gen2」に対応している。
間違えやすいが、「USB3.1 Gen1」はUSB3.0と同じく最大転送速度は625MB/sなので間違えないようにする。
現状でAmazonなどでUSB対応製品を買うときは
- 「USB3.2 Gen1×1」
- 「USB3.2 Gen2x1」
- 「USB3.1 Gen2」
を選んで買っておけば良さそう。
USB3.2 Gen2x2
「USB 3.2 Gen2x2」 は上記3つの規格より倍の2,500MB/sの速度を誇るが圧倒的に対応製品は少ない。
また「USB3.2 Gen2x1」が「USB3.2 Gen2」と表記されてる場合が多い。
「USB3.2 Gen2x2」製品を買うときは正しく表記を見る必要がある。
Thunderbolt
Macユーザには馴染みがあると思われる「Thunderbolt」主流である「Thunderbolt3」はUSB-TypeCです。
MacBookなどで使用できるポートが「Thunderbolt3」だった場合は
- 「Thunderbolt 3(Alt)」
- 「DisplayPort(Alt)」
- 「USB3.1 Gen 2」
の規格を使用することができます。
つまり「Thunderbolt3」対応であれば使用可能なUSBの規格も決まるのでユーザ側としては理解しやすい。
Thunderboltの転送速度は早い
また、転送速度もめちゃくちゃ早い。「ThunderBolt 3」で「USB3.2 Gen2x2」の倍の5,000MB/sを誇る。
「USB3.1 Gen 2」と比較しても4倍近い速度が理論上出ます。
ケーブルは短いほうが良さげ
転送速度に関しては最大速度を求めるのであれば出来るだけ短い方がいいとのこと。
5,000MB/sになるべく近い数値を求めるのであれば0.8m以下のケーブルを買いましょう。
それより長い場合、ノイズと信号の減衰の影響で転送速度がある程度落ちる場合がある。
Power Delivery
USBを経由して給電出来るPower DeliveryはUSBの規格と一緒ではありません。
あくまで製品が対応しているかどうかがチェックポイントになります。
「USB3.1だから〜」「Thunderbolt3だから〜」という話ではないのでしっかり購入する製品の仕様をチェックします。
まとめ
- ポートが「Thunderbolt」対応だったら迷わず対応製品を買う。
- 一方、USB3のみ表記されてる場合は規格が紛らわしいので正しく調べて適切な物を買う。
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