超音波治療器です。保険治療で1回500円ぐらいで数分間かけてもらえる整骨院や整形外科でよく見るアレです。
筋肉系の損傷、寝違え、骨折、はたまた慢性化したコリのような血行が悪い箇所に当てたりするのに使われます。
これらの治療は1回超音波治療器を当てただけで治るものではなく、照射後のストレッチ等、ある程度継続して行って治療していくことになります。
ただ、ふと、毎日整骨院に通う時間と労力とお金を考えるとかなりしんどいことに気付きました。
家で済ませたい・・・
超音波治療器ってなんかそこらへんで買えないの?
本来であれば伊藤超短波ような整骨院や整形外科で使われてるガチなものが欲しいです。
ただ、値段を見て驚きます。88万円です。ヤバいです。これは諦めます。
https://www.medical.itolator.co.jp/product/ust-770/
この伊藤超短波でも一般向けの医療機器として低周波治療器は出してるのですが、求めている超音波治療器は存在しません。
いや低周波は要らないんだ。超音波治療がしたいんだ。
どうやらフツウには売ってないみたいです。
超音波治療器 US PRO 2000 2nd edition
そんなこんなで見つけたのがこれ。
Roscoe Medicalという会社の超音波治療器 US PRO 2000 2nd edition という商品。
シントレーディングという会社が卸していてネットで買えるのは楽天市場だけとなっている模様。
管理医療機器でもなく完全に自己責任だが、少なくとも効果があれば家で手軽に超音波治療が出来るので買ってみることに。
US PRO 2000 2nd edition が届く
こんな感じでハードケースに入っている。中身はACアダプタとジェルと本体。
日本語説明書も付いてきます。
これが本体。「193g」と軽量なので持っていて疲れることはない。
US PRO 2000 2nd edition モードの使い分け
周波数は「1MHz」固定。3MHzモードは搭載していない。
各モードのデューティー率: High 100%, Medium 50%, Low 5% となっている。
じゃあ high,medium,lowのどれを使い分ければいいのさ。ということで調べてみる。
また、照射時間率(デューティ比)とは、照射している時間と照射してない時間の割合を示すもので、これにより治療の種類が変わります。一般的に照射時間率100%を「連続」と言い、温熱効果があります。一方、照射時間率が20~50%の場合は「パルス」と言い、非熱効果(機械的効果)が得られます。
ふむふむ。
つまりUS PRO 2000 2nd editionだとHighが温熱効果。Mediumが非熱効果が得られるということ。
温熱効果としては、
- 組織の伸展性を高める。
- 血流の改善を行い循環不全による疼痛緩和を行う。
- 筋紡錘の緊張をなくし筋スパズムの改善を行う。
- 骨格筋の収縮機能を改善するなどか挙げられます。
一方、機械的効果としては、
- 微細振動による細胞膜の透過性や活性度を改善させ、炎症の治癒を高める。
- 細胞間隙の組織液の運動を活発にして浮腫を軽減させる。
炎症期は非熱効果が得られるMediumで、その他は温熱効果のHighという使い分けで良さそう。
じゃあLow は何に使うんだ・・・?と思ったのですがよくわからない・・・。
超音波治療器用のジェルを購入する
超音波治療器を使うにはジェルが必須なので購入することに。もちろん付属で付いてきますがすぐなくなります。
ジェル自体はあるに越したことはないし、たっぷり使うことを見越して3kg購入。
ちなみに容器は100円ショップで買ったキャップディスペンサー
これに詰め替えて使う。3kgもあればしばらくなくなることはないだろう。安心安心。
使ってみた感想
モードをHighにして使ってみると確かにじんわり奥に響く熱さを感じる。
他の口コミでも拝見したが、モードHighでも患部がめちゃくちゃ熱くなることはない。42℃到達で保護機能が働き40℃に下がるまで一旦自動停止する。
保護機能がない超音波治療器とかに慣れてると「熱くならない!効いてない!」みたいなことを思いがちだがそんなことはない。
一応確認のため動画も撮ってみた。ヘッド部分に水を落としてみてどうなるか。
あとは実際に患部に照射してみてずーんと響くような熱が入ってるのが効いてる実感という感じ。
効果を最大限にするには照射しながらのストレッチ、もしくは照射後すぐのストレッチ。
腰の張り に使ってみる
腰を変に反ってからかなり筋肉自体が硬くなっている所にモードをHighで照射。15分間当て続ける。
確かに痛みレベルが下がってる。奥まで血行促進されてる感はたしかにある。
斜角筋-胸鎖乳突筋 に使ってみる
デスクワークで酷使しがちな首に使ってみる。こちらもモードはHigh。
ストレッチと組み合わせるとかなり有効。当てながら首を回す等をすると首周りがかなり軽く感じる。
前十字靭帯再建の古傷に使ってみる
以前、前十字靭帯断裂して膝蓋腱採取で手術した影響で膝周りが固まりやすいので使ってみる。
散々リハビリでやっていた事なので劇的な変化を見ることはもうないが、ケアの一環として。
怪我の急性期 に使ってみる
骨折とか筋肉の筋を痛めるみたいな急性期、炎症期ではまだ使ったことがない。
こういう場合はモードはMediumにする。その時が訪れたら使ってみる。
まとめ
というわけでしばらく使い続けてみた感想は「間違いなく超音波治療器として効果はある」ということ。
自宅に伊藤超短波のような高級品を買って使い比べているわけではないのでどれくらい変わるのか、という答えは分からない。
結局はどれだけ患部に対して継続して治療できるかにかかってる。なかなか治療しに行く時間が取れないとかトータルコストとか考えると買う価値はありそう。自宅で好きな時間に治療出来るメリットは大きい。
というわけで今後も寝違え、筋肉系の怪我、肩こり等フル回転して壊れるまで使わせてもらおーっと。
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